Canvaで作成した印刷データにアウトライン処理は不要です。

CanvaCanvaに関するGoogleの検索ワードを調べると「Canva アウトライン処理」というキーワードが数多く検索されていることが分かります。これは「印刷会社に依頼する際にはアウトライン処理が必須」と知識として知っている人が多いからでしょう。しかしながら、これは印刷用データとしてIllustratorというプロ用ソフトウェアのネイティブデータがメインだった時代の旧いお約束です。


印刷会社への入稿ファイルのフォーマットがPDFに決定的に変化した2023年現在、これはまったく意味のない知識です。確かに一部のフォントはPDFに埋め込みできないフォントがあるにはありますが、Canvaが用意しているフォントで埋め込み不可のフォントが使用されている例を、数千以上のデータを取り扱った経験則から考えて、記憶にありません。適切な印刷用PDFファイルに出力する限り、アウトライン処理については気にする必要はありません。Web上で間違った知識が溢れかえっていますので、あえて苦言を申しあげました。

Canvaから適切な印刷用PDFファイルを出力する方法は、以下の動画をぜひご覧ください。

Canvaデータを印刷するなら→ プリントエクスプレス