コロナウィルスの影響と印刷業界

コロナウィルスの影響は当然ながら印刷業界にも多大な影響を与えています。特にネット印刷業界は伝統的に「イベント告知関連の印刷物」が売上の大きな比率を占めています。収束の見通しがたたない現在、告知すべきイベントのほとんどが中止という流れでは印刷物の需要があろうはずがありません。

年度末である3月は各社受注制限をしないと仕事を処理しきれないのが通例です。しかし今回は大手から中小まで概ね3割から4割は受注が減っていると確かな情報筋から知らされました。半減していないだけマシといえるかもしれません。しかしそれは3月という時節柄であって、4月以降どうなるかは本当に予測不可です。GWにまで自粛ムードが及ぶと・・・想像したくないです。

それでもネット印刷は原則「広く薄く」受注を募る業態なので、特定のクライアントに大きく依存する印刷会社よりは、多少は影響が少ないのかもしれません。しかしながらお付き合いの長いお客様たちの嘆息が漏れ聞こえるにつけ、少しでも早い収束を心から願わざるをえません。