Wordでも美しいオフセット印刷の原稿を作ることは十分可能です。
一昔前までWordで作成するデータは、オフィスワークにおけるドキュメント作成に特化しすぎたが故に、チラシやポスター等、オフセット印刷を前提とした場合の、デザインやレイアウトの表現力に限界がありました。
しかし、実務でWord作成データを見続けてわかったのですが、近年、Wordを利用して作られたデザインが急速に垢抜けて、以前よりも作成者様の意図したデザインやレイアウトを再現しやすくなってきたことを強く感じます。旧いバージョンを使い続けている皆様が最新バージョンを導入するだけの価値は大いにありそうです。
印刷現場の基本言語がPDFフォーマットに完全置換した現在、Word作成データだからオフセットのデータ作成には向かないという考え方は旧くなりました。使いやすく進化した新しいワードで印刷原稿をつくる価値は大いにあります。
ネイティブデータでもレイアウトが崩れにくく進化
少し前の常識では「お客様方でPDFに変換するかぎりにおいて入稿を受け付ける」という前提が必須でした。以前のWordは環境によってレイアウトが著しく崩れやすく、フォントの違いによる再現性にも大きな問題がありました。
しかし、ここ数年ネイティブデータをお客さまからお預かりしても、こちらから返却する確認用PDFファイルを見てお客さまが「意図したデザインと違う」と仰ることが激減しました。PDFファイルほど堅牢ではないものの、最近のバージョンのMicrosoft Officeは開く環境が異なってもおなじデザイン・レイアウトを再現できる点に力を入れているようです。
また汎用フォントの品質が大きく向上し、高品質のフリーフォントもたくさん入手できますので、お客さまご利用のフォントが弊社にないというリスクは、過去と比較するとないに等しいぐらいリスクが低くなりました。
PDFに変換すべきか
以前なら「PDFに変換した方がベター」という認識が常識でした。しかしWordデフォルトのPDF変換エンジンはそのまま使うと容量を減らすために印刷に問題が出るほど強く画像を圧縮してしまうので、むしろネイティブデータの方が好ましいシチュエーションも多いのです。
もちろんAcrobatをお持ちのお客さまや、出力するPDFファイルの品質管理をする術を知っている場合はPDFに変換してからの御入稿がベストです。しかし、そこまで出来ないのであればネイティブデータを送付いただいても、近年の状況を考えると問題が生じにくくなっております。
Wordにトンボは不要
Wordに限らずExcel・PowerPointでデータを作成する人にとって「トンボが付けられない」というのは、ネット印刷に注文する場合の大きな障害でした。
しかし「端の際に文字や重要情報が配置されていないのであれば」トンボを付ける必要は(少なくともプリントエクスプレスに御発注されるのであれば)まったくありません。
プリントエクスプレスは無料でWordデータの最適化を行います。
トンボの付加・塗り足しの補填の他、画像解像度がオフセットに必要な数値があるかどうか、RGBの色調がどの程度変化するかも含めて、適切なデータ修正とお客さまへの提言を完全無料でおこないます。
いろいろとお約束の多かったオフセット印刷の世界ですが、現在は「どのようなソフトウェアで作成しても、ネット印刷会社で適切に対処できる」そのように風潮が変わってきております。
もちろん現在でも・トンボ無しは原則ダメ ・ネイティブデータはダメというところが大半です。そういった場合にプリントエクスプレスなら無料・激安でできる限り対応致します。ご利用をお待ち申し上げております。